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すっかりブログの更新を怠けていました(汗)
ひとたび怠けグセがつくとダメですねぇ。 映画もぽつりぽつり観てたんですが、とりあえず新年の劇場鑑賞一本目として、「パーフェクト・センス」を観に行きました。 ![]() 嗅覚・味覚・聴覚など人間の五感が次々と奪っていく謎の奇病が世界中で蔓延する中、ある男女が出会って自らもその病に侵されながらも恋に落ちて行くというストーリー。 これはもう完全にユアン・マクレガーとエヴァ・グリーンというキャスティングに惹かれて観に行ってしまったけど、映画としてはちょっと単調だった。感染パニックとラブストーリーが融合した映画で、パニック描写よりもラブストーリーのほうに重きが置かれている点は、「謎の病原菌が…」とか「謎の生命体が地球を…」みたいなSF&パニック系が苦手な私でもとっつきやすくて良かったのだが、とにかく映画のトーンが静かで暗く、淡々と進んでいくので、中盤から眠気との戦い。クライマックスはやたらとスローモーションの多用で、ミュージックビデオを見ているような、ちょっと安直な印象も受けてしまった。 恋人同士という設定なので、ラブラブなシーンも多くてファンとしての見所はその辺くらいかな。でも、肝心なところ(笑)で画面がちょっと暗くて残念。物語はエヴァの目線で進み、ナレーションも彼女なので、ユアンよりもやはり彼女に目が行く。正統派美人とはいえないかもしれないけど、実年齢のわりに大人っぽくてけだるい雰囲気が魅力的。くわえタバコが似合うわ~。 公式サイト 祖父の葬儀で6歳の少女りん(芦田愛菜)と出会った大吉(松山ケンイチ)。りんが祖父の隠し子だと聞かされビックリ仰天。彼女を施設に入れようとする親類たちに反発した大吉は、自分がりんを引き取ると言い出す。ドタバタコメディかと思いきや、意外とマジメといってはへんだけど、ストレートな子育て映画だったなぁ。父子家庭が題材といえば、古くは「クレイマー、クレイマー」なんてありましたっけ。え?近頃はイクメンなんていうんですかー。しかし、松ケン(大吉)の髪型はどうしてああなっちゃたのかしらね。パンチパーマ風というか・・・。 スーツ姿でりんを抱えて保育園まで全力疾走する大吉。何度か繰り返されるこのシーンが一番躍動感あって印象に残ったな。「弾丸ランナー」を撮ったSABU監督だけに、役者を走らせるとやっぱり上手いのだろうか。 原作の漫画は未読。なので、比較はできないけど、松ケン演じる大吉のキャラがもっと個性的でも良かったかも。でも、個性的すぎると「マルモ」になっちゃうかな?施設に入れられそうになったりんを不憫に思ったとはいえ、独身男がいきなり幼い子を育てるのは相当な覚悟がいりそう。しかしそれでも大吉は仕事のキャリアを捨ててまで育児を優先するんだよね。よほどのお人好しなのか真面目なのかイイ人なのか・・・。もちろん、りんの実母の薄情さを目の当たりにしたり、初めは否定的だった大吉自身の両親の理解などがあって決意したことなんだろうけど。そういえば、時折出てくる妄想のダンスシーンは一体。(しかも長い) 人気の愛菜ちゃん出演ってことで、映画館には小学生の姿もチラホラ。子供が楽しめるかどうかは微妙なところだが・・・。 ![]() 公式サイト 「うさぎドロップ」 (11年/日本) 監督・脚本=SABU 出演=松山ケンイチ 香里奈 芦田愛菜 風吹ジュン 中村梅雀 桐谷美玲 池脇千鶴
久々にDVDで映画鑑賞。「ぼくとママの黄色い自転車」という映画を見る。
昨年の四国旅行で行きそびれた小豆島が舞台で、映像は文句なしに素晴らしかったが、肝心の物語はなんだか微妙。特に、子役の演技に興ざめ。父親役は阿部サダヲだった。サダヲで思い出したけど、こないだ聴いたグループ魂の「職務質問」って曲が面白すぎて涙が出そう。マイケル(笑) 遅ればせながら、先月までに読んだ本。暑さで読書も進まず・・・。 「幸福な生活」 百田尚樹百田尚樹の短編集。表題作を含む全18編。「最後の一行がこんなに衝撃的な小説があったろうか」という宣伝文句通り、毎回最後のセリフ一言で衝撃的なオチをつけている。文字を追っているうちに隣の行が目に入ってネタバレしてしまうということを防ぐためか、オチのセリフはわざわざ1ページめくった先に書いてあるという手の込みよう!背筋の凍りつくもの、思わずクスっと笑ってしまうもの、悪趣味なもの、ズッコケそうになるもの、などなど盛り沢山。ある程度オチが読めるものもあるし、読み終えたらすぐに忘れちゃいそうな話ばかりだけどね。どれも何気ない日常が舞台になっているせいか、ありそうでなさそうな、でもありそうな・・・という感じが面白かった。私が一番好きなのは「そっくりさん」かな。 「東京難民」 福澤徹三親の夜逃げで仕送りが途絶えた主人公の大学生。学費滞納になり除籍、アパートも追い出され、仕方なく自活の道を選びバイトを探すがどれも長続きせず、ついにネカフェ難民に・・・そして辿り着いたのはホームレスのテント村だった、という何だか現代的なシビアな物語だった。ひょんなことからホストになって裏社会に足を踏み入れかけたり、日雇いの肉体労働を経験して額に汗して働くことの大切さを知ったり、それまでの平々凡々な学生生活とは打って変わって波乱万丈な毎日。数カ月の間に一生分の苦労を経験したんじゃないかというほど。今のご時世、一歩間違えれば明日は我が身と思えるから、読んでいて結構しんどい。また主人公の青年がお人好しというか、世間知らずというか、自分からトラブルを招くような行動ばっかり取るもんだからイライラさせられっぱなしなのだ・・・。テント村でのカリスマホームレスとのやり取りは説教臭さも感じて、やや退屈。 「裁かれた命 死刑囚から届いた手紙」 堀川惠子昨年、NHKで放送した「死刑裁判の現場~ある検事と死刑囚の44年」を見た。今回そのドキュメンタリーのディレクターが、番組後にさらなる綿密な調査によって明らかになった事柄をまとめて、本作を出版したとのこと。番組では加瀬亮による朗読で長谷川死刑囚の手紙が読み上げられ印象的に残ったが、この本ではさらに番組内では紹介しきれなかった何通かの手紙も収録されている。司法のあり方を考えさせられるだけでなく、著者の言葉にもあるように、戦後の「家族」の波乱に満ちた生き様を描いた力作だと思う。 「勝手にオスカー」 石川三千花昔、テレ東の「シネマ通信」でやってた石川三千花によるコーナー「勝手にシネマ」が好きだった。そういえば、ロミー&ラスティは今頃どうしてるんだろう?デ・ニーロの顔真似が上手かったよなぁ。ジェファソンも懐かしい。さて、本作はオスカー授賞式でのセレブのファッションチェックを写真とイラストで綴った本ということで、石川三千花らしい辛口ツッコミあり、ゴシップネタありで、ハリウッド好きには楽しい1冊。スターの顔面「お直し」への容赦ないツッコミに苦笑。15年分ということで、登場するスターの面子にも懐かしさを感じる。 「昭和の美人女優」昭和のアイドル雑誌「平凡」の秘蔵写真だけに、どの写真もクオリティが高くて感涙もの。ありがたい84人分。モノクロなのにこの瑞々しさ・・・。やっぱり昔のスターは最近のタレントとはオーラがケタ違いだわ。ぜひ男優編も出していただきたい。 この本とは関係ないけど、3月にNHKでやった池部良の追悼番組に、若くして引退した杉葉子が出てきてビックリ。昔の女優さんにしては大柄で目立ってたけど、現在ロス在住、80歳過ぎとは思えぬ溌剌としたお姿に感動。 「ユニクロ帝国の光と影」 横田増生「96パーセントの日本人がユニクロで買い物をした経験がある」だって。すごいなー。 それだけ身近な企業だけに興味深く読めた。同じSPA企業であり、ユニクロが目標とするZARAやGAPとの比較が特に面白かった。 「ヒロシです。華も嵐ものり越えて」 ヒロシこないだ久々にテレビに出ていたヒロシ。仕事がないとか言ってるわりに、しっかり本を出したと宣伝していたので、気になって読んでみた(笑) いわゆるネタ本。30分ちょっとでサクッと読める自虐ギャグ集。忘れかけられた(?!)芸人が、今が旬のスカイツリーをバックに映った写真がなかなかイカす。 その他、読んだ本では震災関連の、 ![]() 「帰宅難民なう。」 「東日本大震災の流言・デマ」 宮部みゆきの「火車」が韓国で映画化らしい。 舞台を韓国に移して・・・となるとどうアレンジされるのか? 原作は文句なしに傑作だったけれど。 「こちらあみ子」 今村夏子発売当時気になりつつも読まずじまい。先日、三島由紀夫賞受賞のニュースを聞き思い出して読んでみた。どこか懐かしいような、透き通った空気感が素敵な作品だった。「あみ子」というちょっと(いや、かなり)変わった少女が主役の物語。あみ子は頭のネジの外れちゃったような女の子なんだけどなんか憎めない。彼女を通して見た父や母、兄、初恋の男の子。ネジがいかれたあみ子目線で描かれているので、彼らの人物像が完全な形で浮き上がるわけじゃなくて、断片的にしか分からない。逆にそれがそれぞれの登場人物にミステリアスな印象を与えて興味がわく。あみ子を中心とした登場人物たちの会話が短くて簡潔なのにすごく魅力がある。どこか西の方言だと思うんだけど(著者の出身地は広島だから広島弁?)、これがまたリズム良くて。なんとなーく以前読んだ「ヘヴン」(川上未映子)や「きことわ」(朝吹真理子)を思い出したが、私は「あみ子」が一番好きだな。一緒に収録されてる短編「ピクニック」、これまた変わったお話だったなぁ。 「ある少女にまつわる殺人の告白」 佐藤青南本年度「このミス」大賞の優秀賞受賞作。タイトルに「告白」とある通り、「ある少女」を知る人々がインタビューに答えるという、湊かなえの「告白」と同じ形式で紐解かれる物語。養父から虐待を受けて児童相談所に保護された10歳の美少女。あれから10年後、彼女は大人の女性に成長したのだが・・・。 殺人事件と封印された真相。人々の告白によって、少女の取り巻く環境や、どこか謎めいた彼女の人物像が徐々に輪郭を現していく。自分にとっては必要な人間か不要な人間か。その残酷なまでの彼女の取捨選択には寒気がした。虐待を受けた不幸な少女が、生き伸びるために自然と身につけた術だったのだろう。「白夜行」のヒロイン雪穂に通じる恐ろしさを感じた。幼なじみの「入江君」の成れの果てはちょっと残念(笑) 「砂上のファンファーレ」 早見和真映画にしてもドラマにしても家族モノは好きだけど、ミステリ以外でこんなストレートな家族小説を読むのは久々かも。母、長男、次男、父の順に各章それぞれの立場から見た「家族」の姿。 物忘れがひどくなり、自分の身に起きた異変に怯える母、父母の借金の事実を知り愕然とする長男、家庭崩壊の危機をマイペースながら自分なりに乗り越えようと立ち上がる弟、そしてこれまでの人生を見つめ直す父。得体のしれない体の異変に脅かされる母のパートは結構じわじわとしたホラーな怖さがあったなぁ。お先真っ暗な精神状態に追い込まれる長男のパートも、身重の妻との感情のすれ違いなんかも加わって気まずい空気。ちゃらんぽらんに見えて意外に頼もしい立ち回りを見せる次男のパートが一番勢いあったかも。父は他に比べると印象が薄いなぁ。 というか、なんだかこの小説、希望の光がチラチラ見え始めた頃から、だんだん面白さが失速する。最終章なんて、肝心なドラマの重要な場面を根こそぎ早送りしちゃったみたいな急展開で白けてしまった。長男の嫁の唐突な改心には苦笑。本の紹介ページに「もう暗い家族の話はうんざりだ!(by著者)」ってあったけど、暗い頃の描写の方により魅力を感じた私でした。 「誰でもよかった」 五十嵐貴久なんじゃこりゃ! (笑) ほとんどを登場人物の会話で占めているではないか。立て篭もり犯人と警察の交渉人のやり取りを中心に、ほぼ1冊会話文で成り立っている。なんだかシナリオを読んでるみたいで、小説としての面白味に欠ける。犯人の人物描写とかよく分からないままで、ドラマとしての肉付けが全然足りない。ページ数が多くて結構分厚いのに、中身は薄っぺらい。 「三陸海岸大津波」 吉村昭40年前に書かれた吉村昭の本作が今回の震災以降ベストセラーになっているという。明治29年、昭和8年、昭和35年に三陸海岸を襲った津波について、著者自ら現地を泊まり歩いて入念に調査したルポタージュ。当時の人々の貴重な証言も収められているが、なかでも昭和8年の津波を体験した子供たちが書いた作文は特に印象的だった。幼い文章ながら、子供らしい率直な言葉で語られる津波の記憶はとても生々しい。被害地域の地名も今回の震災で何度も耳にした地名がたくさん出てきて、その被害状況が現在の姿と重なる。 「無銭ひとり散歩」 辛酸なめ子ガイドブックには載ってない一風変わった東京散歩。 ヤンキー高校の文化祭、早朝ホストクラブ、区役所ランチ巡りなど、タウン編・グルメ編・イベント編・ショッピング編に分けて辛酸なめ子が辛口レポ。お金をかけずに楽しむがコンセプトになっている。ヤンキー高校の文化祭はちょっと見てみたいかも。もはやヤンキー学生に絡まれることを心配する年齢でなくなった今がチャンス、みたい(笑) 「図説 英国メイドの日常」 村上リコメイドといっても、秋葉原のメイドじゃなくて・・・本家本元の英国ヴィクトリア朝時代のメイドさんに関する本。何となく目についたので読んでみたけど、これがなかなか面白い。当時の写真や絵画、少女雑誌の挿絵などもふんだんに掲載されていて見入ってしまう。メイドを絵柄にしたレトロなポストカードが100年以上前のものとは思えないくらいポップで可愛い。若くしてメイドとして就職したうら若き乙女たち。その仕事内容をはじめ、恋愛事情やメイド服についても詳しく書かれている。メイド服に昼用(ピンク)と夜用(黒系)が決められていたとは。 「脱税秘録」 大津學著者は国税局の元凄腕調査官で、様々な脱税の手口や摘発の裏話などを明かした本。 これを読む時のBGMはもちろん「マルサの女」のテーマソング(笑) それにしても、あるところにはあるんだなぁ~大金が。あの手この手の脱税手口にはもうビックリ。でも、巧妙に財産を隠している曲者の脱税者も、調査官に追い込まれると意外とあっさり不正を認めるものなのね。脱税者を逃がすまいと動かぬ証拠を突きつける調査官たち、その執念に感服。 「こどもの発想」 天久聖一コロコロコミックに連載され小学生に人気を得た「コロコロバカデミー」。与えられた問題にあえて間違えてボケる、という決まりで、読者の小学生が応募した珍回答の傑作選。 当時(10年位前)の小学生たちの本気ぶりが凄い。本気のバカなのだ。ほぼ8割が下ネタなんだが、小学生時代のあの貪欲な好奇心は一体どこから来るのだろう。解答用紙にあるBの濃い鉛筆の筆跡も懐かしい~。
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