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『怪談』

『怪談』_a0021956_22182335.jpg煙草売りの男・新吉(尾上菊之助)は、三味線の師匠・豊志賀(黒木瞳)と愛し合うようになる。しかし、2人は父を殺された娘と、殺した男の息子という因縁の関係であった。

三遊亭円朝の落語「真景累ヶ淵」を題材にした怪談。このお話、実際に演じると8時間もかかる大作らしい。冒頭で講談師・一龍斎貞水が語り部として登場、その独特の口調にわくわく。思った以上に正統派のホラー、いやいや「怪談」になっていて見応えがありました。親の代の因縁が子の代にまで及び、さらにその周囲の者をも巻き込んでいくという、昔ながらの怨念渦巻く日本の怪談です。

新吉を一途に愛するあまり、恐ろしい怨霊となる豊志賀。新吉に近付く女があれば、片っ端から呪い殺す。あれだけ人を深く愛するってのも、女として幸せなのか不幸なのか、よく分からなくなりますねぇ。男も男で、モテすぎるのもツライなぁ…(笑) 新吉役の尾上菊之助は、色白で中性的なルックス。ナヨッとして見えたり、角度によってはものすごい男前に見えたりする。歌舞伎役者なだけあって、首の角度の付け方とか立ち振舞いはさすがにサマになっている感じ。何より、まつ毛の異常な長さにはビックリしたー。
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公式サイト

「怪談」 (07年)
監督=中田秀夫 
出演=尾上菊之助 黒木瞳 井上真央 麻生久美子 津川雅彦 瀬戸朝香 木村多江
by pandarin_0728 | 2008-04-23 22:20 | DVD・映画鑑賞記
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