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『鈍獣』

a0021956_20344060.jpg宮藤官九郎の同名戯曲を本人が映画用に練り直して映画化。
週刊誌の編集者・静(真木よう子)は、失踪した小説家凸川(浅野忠信)を探しに、彼の故郷である田舎町へ。凸川の同級生たち(北村一輝、ユースケ・サンタマリア)らが出入りする飲食店で消息を尋ねるが、彼らは自分たちが小説のネタにされたことに腹を立て、凸川の殺害計画を実行していた。

てっきりクドカンが監督しているのかと思ったが、監督は別人。それでもクドカンワールド全開のドタバタコメディであった。舞台の演出・演技をそのまま映画に再現したという感じなので、見ているこちらはそのハイテンションっぷりにちょっと置いてきぼりを喰ったような気も…。まぁそれはクドカン映画では毎度感じることなのだけど。

そういうわけで、いまひとつ乗り切れなかったものの、「凸やん(でこやん)」こと浅野忠信のおバカ演技は結構楽しかった。キッチュな衣装にパッツン前髪。始終薄ら笑いを浮かべているキモカワ男。しかも、北村一輝やユースケ・サンタマリア、南野陽子らに何度も毒殺されそうになるのに絶対に死なない。泡吹いて倒れたと思ったら、数分後何事も無かったかのように蘇生する…という不死身の役だ。浅野忠信のコメディは「東京ゾンビ」以来かな?ボソボソとした話し方が共演者のハイテンション演技よりも妙に笑いのツボにハマった。

死なない「でこやん」がエレベーターを昇って来るたびに発する決めゼリフ「おしまい?」が最高。あのシーンも映画よりも舞台だともっとインパクトあって面白いんだろうなぁ。ナンノは久々の映画出演だろうか?相変わらず演技はアレ?という感じだけど可愛いからいいか…。(「スケバン刑事」が好きで、昔よくヨーヨーで真似していたなぁ)

公式サイト

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「鈍獣」 (09年)
監督=細野ひで晃 脚本=宮藤官九郎
出演=浅野忠信 北村一輝 真木よう子 ユースケ・サンタマリア 南野陽子 佐津川愛美
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by pandarin_0728 | 2009-05-25 20:39 | DVD・映画鑑賞記
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