『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

a0021956_19585625.jpg栃木の田園の広がる田舎町で繰り広げられる、悪ガキ高校生たちと駐在さんのイタズラ戦争。高いアクセス数を誇った人気ブログの映画化らしいけど、初めて聞いたなぁ…。

やられたらやりかえす。高校生たちが仕掛けてくるイタズラを、さらに倍にしてかえす型破りな駐在さん(佐々木蔵之介)が可笑しい。まぁ、どれもこれも幼稚でくだらないイタズラばかりなんだけどね。なぜか1979年という微妙な時代設定になっていて、当時の歌謡曲やCMのワンシーンが所々に挿入されたりする。全編を通してお遊び感覚の映画って感じ。小ネタ集というか…。正直いって、わざわざ映画にするほどの物語性を感じないなぁ。中高生にはウケそうなノリだけど。

主役の市原隼人は相変わらず調子者キャラ。この人、どの映画でも同じに見えるんだよね。そうそう、「東京タワー」でひときわ声が高くて目立っていた男の子(冨浦智嗣)が出演していたのは嬉しかった。密かに注目していたので。セーラー服なんか着せられちゃって、この先、彼が妙な方向へ向かっていくのではないかと若干心配であります…(笑)

公式サイト
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「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」 (08年)
監督=塚本連平 
出演=市原隼人 佐々木蔵之介 竹中直人 麻生久美子 石田卓也 石野真子
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# by pandarin_0728 | 2008-03-24 20:11 | DVD・映画鑑賞記

『インベージョン』

a0021956_2225539.jpgスペースシャトルの墜落事故で散らばった破片に付着していた謎のウイルス。そのウイルスに感染した者は、感情を抜き取られたような不気味な人間になってしまうのだ。親しい人間が感染していく中、息子を守るためにたった一人で戦う母親(ニコール・キッドマン)の奮闘を描いた侵略サスペンス。

原作は「ボディ・スナッチャー」。なんと今回で4度目のリメイクらしい。アメリカ映画ってこのテの侵略モノが好きだよなぁ。得体の知れないウイルスに周囲の人間が次々と感染。感染者で溢れる街をニコールが幼い息子と共にひたすら逃げ回るという展開。予想通りのB級映画だった…。しかし、ニコールが出ていると、なぜかちゃんとした映画に見えてくるから不思議。ニコール以外のキャストも結構メジャーだったしね。タイトなファッションでいつも通りバッチリ決まった彼女が逃げ惑うのを見るだけでも、そこそこ楽しめちゃったりするのだ。目の下にクマ作ろうが、顔にヘンテコウイルスによる出来物があろうがサマになるなんて、美しい者は得ね…(笑)

感染者は姿かたちは普通の人間と変わりないんだけど、皆一様に無表情。非感染者を見つけると、捕まえて口の中からシュパーッと何やら茶色の液体を噴射する(!!)という、なんとも気持ち悪い方法でウィルスを広げていく。コーヒーポットにウィルスを混入させるシーンにうげー。
眠ったら発病するというそのウイルス、睡魔と闘うニコール母さんのために、言い付け通りに心臓注射(「パルプ・フィクション」みたい)をブッ刺す息子ちゃん。その勇気ある行動にあっぱれ!
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公式サイト

「インベージョン」 The Invasion (07年/アメリカ、オーストラリア)
監督=オリバー・ヒルシュビーゲル
出演=ニコール・キッドマン ダニエル・クレイグ ジェレミー・ノーザム ジェフリー・ライト
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# by pandarin_0728 | 2008-03-22 22:03 | DVD・映画鑑賞記

『チャーミング・ガール』

a0021956_18163317.jpg邦題は甘い感じだけど、実際は孤独な女性の日常と心の変化を描いたシリアスなドラマでした。

郵便局に勤めるチョンヘ(キム・ジス)は、団地で一人暮らしをしている独身女性。口数が少なく、表情にもどこか陰がある。髪は無造作に一つに束ねているだけで、服装にもあまり構わないようだ。郵便局と家の往復で毎日が終わる。

台所で料理をしたり、観葉植物の手入れをしたり、子猫の世話をしたり、チョンヘの些細な日常をカメラは丁寧に追っていく。なんの刺激もない単調な営みなのだけど、なぜか引き付けられる。テレビを眺めながら、フローリングに落ちた髪の毛を拾い集めるシーンなんて、リアルを通り越して生々しいほど。アップの多用も、寡黙なチョンヘのわずかな表情の変化を読み取るのに効果的。手持ちカメラの少し不安定な映像もリアルさを演出している。

美しいチョンヘが、なぜ人との関わりを拒絶するような孤独な日々を送っているのか。徐々に彼女の過去が明らかにされる。回想シーンの挿入がすごく自然で良い。辛い過去を抱える彼女に、ほんの少し見えた光明。救いのあるラストシーンにホッ。監督のイ・ユンギは第二のキム・ギドクと呼ばれてるとか。ギドクとはまた違う作風だと思うが、いわゆる韓流映画と一線を画している点は共通している。淡々と静かな作品だけど、こういう映画は嫌いじゃない。日本映画の空気感にもよく似ている。ちなみに、監督の最新作は日本人作家・平安寿子原作の「アドリブ・ナイト」。予告編を見るとこちらもなかなか面白そう。

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公式サイト

「チャーミング・ガール」 This Charming Girl (05年/韓国)
監督=イ・ユンギ
出演=キム・ジス ファン・ジョンミン キム・ヘオク イ・デヨン ソ・ドンウォン
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# by pandarin_0728 | 2008-03-16 18:19 | DVD・映画鑑賞記

『デス・プルーフ in グラインドハウス』

a0021956_20174881.jpg「グラインドハウス」とは、60~70年代に低予算映画ばかりを2~3本立て興行する劇場の総称だとか。B級映画を愛して止まぬタランティーノとロバート・ロドリゲスの2人がグラインドハウスへのオマージュを込めて送り出した作品。まずは、タランティーノが監督した「デス・プルーフ」がDVDリリースされたので鑑賞しました。ロドリゲスの「プラネット・テラー」は3月21日リリース予定。

エロあり、グロあり、アクションあり。このごたまぜ感がまさにB級映画。「グラインドハウス映画」の雰囲気を出すため、映像にわざとノイズや乱れを入れるなど、映画おたくのタランティーノらしいこだわりがいっぱい。タラ印のセクシーでビッチな女の子たちが登場。とにかく前半は彼女たちが延々とダベり、一体いつまで続くの?と思ったところで…来ました、どっか~んと。一気にスパーク!「何もここまで!」としばし呆然…。

ここ数年良き父親役ばかりやっていたカート・ラッセルのキ○ガイ野郎っぷりが最高。『デス・プルーフ(耐死)仕様』(バカだね~)の、ドクロマーク入り超頑丈改造車をぶっ飛ばす姿がとびきりハジケておりました。
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後半は話も出演者もガラリと一変。まるで前編・後編で全く別の映画を見ているみたい。後半では、「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントをしたというゾーイ・ベルが主演女優&スタントとして出てくるんだけど、彼女がタフでスゴイんだわ!生身の体を張ったカーチェイスシーンは必見。極めつけは、綾戸智絵似(笑)のトレイシー・トムズが、キ印K・ラッセルを口汚く罵りながらデスプルーフ車を目がけてガッツーンと体当たり。いいね~女子が強い映画は。ストレス解消にもってこいかも。

「キル・ビル」の保安官親子が再び登場するなど、心憎いファンサービスもあり。相変わらず選曲センスも素晴らしい。サントラ欲しいなぁ。

「デス・プルーフ in グラインドハウス」 Death Proof (07年/アメリカ)
監督・脚本・撮影=クエンティン・タランティーノ
出演=カート・ラッセル ゾーイ・ベル ロザリオ・ドーソン ヴァネッサ・フェルリト
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# by pandarin_0728 | 2008-03-14 20:30 | DVD・映画鑑賞記