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『洋菓子店コアンドル』

東京で評判の洋菓子店を舞台に、スイーツを通して出会った人々の挫折と再生の物語(公式サイトより)

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ほんとはコーエン兄弟の「シリアスマン」が気になってたけど、渋谷まで出るのがたまらなく億劫でこっちにしました(笑) イトシアにあるヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。美味しそうなスイーツとキュートな蒼井優、いかにも女性ウケを狙った映画って感じです。館内も9割がた女性でした。

蒼井優演じるヒロインは恋人を追って上京、いきなり転がり込んだ洋菓子店でパティシエ修行を始める。一歩間違えば結構厚かましいキャラなんだけど、まぁそこは蒼井優ちゃんだし・・・ね。そこに絡むのが、かつて伝説の天才パティシエと呼ばれた男(江口洋介)。この男、ある事件をきっかけに菓子作りをやめてしまい、それが彼自身にちょっとした謎というか影を感じさせる、という重要かつオイシイ役どころのはずなんだけど、なぜだろう・・・あんまり魅力が伝わってこない。江口洋介=パティシエ、というイメージが私の中ではスムーズに湧いてこないせいなのか。でも、それだけじゃないなぁ。主演のわりに蒼井優と比べて出番が少ないせいかなー。人物を描き足りてない感じ。これじゃヒロインの影に隠れちゃって勿体無いよ。

登場人物だけでなく、ストーリーもまた紋切り型で物足りない。予告編を見ただけでも、まぁありがちなストーリーなんだろうなぁとは予想出来たけど、正直ちょっとガッカリだ。過去の深川監督作品が好きな私としては、多少は期待しちゃったわけですよ。登場人物が泣いたり笑ったり怒ったりしてるのに、見ているこちらは感情を揺さぶられることなく一人ポツンと取り残されてしまった感じ。いっそのこと、NHK(今、「四十九日のレシピ」がやってる枠とか良さそう)で、全5回くらいの連ドラで見てみたい気もする。

キャストに関しては、ヒロインとたびたび衝突する先輩パティシエ・江口のりこが相変わらず「感じの悪い人」役で笑ってしまった。あと、外国人パティシエのジュリアン、話し方とか仕草とかてっきりオネエ系なのかと思ったらオーナー(戸田恵子)と夫婦という設定でビックリ(笑) 往年の名脇役・鈴木瑞穂(店の常連客・加賀まりこの夫役)がご健在で嬉しかった。

早くもハリウッドリメイクの話があるらしいけど、はたして実現なるか?!

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公式サイト

「洋菓子店コアンドル」(11年/日本)
監督・脚本=深川栄洋
出演=蒼井優 江口洋介 戸田恵子 江口のりこ 加賀まりこ 尾上寛之 嶋田久作
by pandarin_0728 | 2011-03-04 21:53 | DVD・映画鑑賞記
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