片田舎のダイナーでウェイトレスとして働くジェンナ(ケリー・ラッセル)。パイ作りの名人である彼女だが、嫉妬深い夫に束縛され、幸せとは程遠い人生を送っていた。そんなある日、予期せぬ妊娠が発覚、図らずも新たな人生の転機を迎えることになる。
女性監督による女性のための人生賛歌!どんな不運な人生でも自分次第で新しくやり直すことが出来る、そんな前向きなパワーが詰まった作品だった。 超横暴な夫から逃れるため、密かに家出資金を貯めているジェンナは妊娠を素直に喜べない。いや、むしろ大迷惑。夫から逃げること、パイ作り名人大会で優勝して賞金をゲットするという夢が一気に崩れてしまったのだから…。 仕方なく行った産婦人科での医師への注文、「おめでたくないから祝福しないで!」には思わず苦笑。この映画の良いところは、主人公にとってネガティブな物事を明るくコミカルに描くスタンスだ。後半でちょっと都合のいい展開もあったけど、やっぱり苦労人のヒロインにはとびきりハッピーな結末を用意して欲しいもんね。出産して我が子を見た瞬間に芽生える母性。当然とは分かっていてもやっぱり感動してしまう。母は強し!残念なのは、この作品を監督したエイドリアン・シェリーが不幸な事件に巻き込まれて亡くなったこと。彼女はヒロインの同僚のウェイトレス役としても出演している。(ラストで出てくるヒロインの娘役の子は監督の愛娘) ところで、ジェンナの作るパイはどれもどぎつい蛍光色だったなぁ~。 ピンクや黄色、黄緑色のクリームがたっぷり…。いかにもアメリカ~ン。 公式サイト 「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」 Waitress (07年/アメリカ) 監督・脚本=エイドリアン・シェリー 出演=ケリー・ラッセル ネイサン・フィリオン シェリル・ハインズ ジェレミー・シスト
by pandarin_0728
| 2008-03-30 21:53
| DVD・映画鑑賞記
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