1950年代、田舎町ウィラード。この町では一家に一体ゾンビを飼うのが当たり前。ロビンソン家のティミー少年は学校でやや孤立気味だが、ゾンビの「ファイド」だけは唯一の友達だった。
カワイイふりして、かなりブラックなゾンビ・コメディ。 原題は「Fido(ファイド)」。犬に付ける定番の名前だそうで、日本でいえばさしずめ「ポチ」ってとこ?料理を作ったり、掃除をしたり、働き者のゾンビ。こんなゾンビなら我が家にもぜひ一体欲しい(笑) 心を持たないはずのゾンビ(ファイド)が、しだいにティミーやママと仲良くなっていく。なんだか「シザーハンズ」みたいな展開。ゾンビ役のビリー・コノリーが上手い!「う゛~」って唸り声とか歯茎とかかなりツボ。 美しく平和な町とゾンビというミスマッチも素敵。ノリノリのオールディーズソングも能天気でいいなぁ。 一見無垢なティミー少年も実はやるときゃすごいし(笑) ゾンビ化した近所のいじわる婆さんを土に葬るところなんて、ブラック過ぎて怖い~。ゾンビ嫌いのお父さんに扮したディラン・ベイカーが相変わらず面白い。トッド・ソロンズ「ハピネス」の頃から気になっているけど、あの引き攣った笑顔が最高だ。思い切り笑えるコメディというより、ついつい苦笑してしまうシュールなコメディだった。 公式サイト 「ゾンビーノ」 Fido (06年/カナダ) 監督・脚本=アンドリュー・カリー 出演=クサン・レイ キャリー=アン・モス ビリー・コノリー ディラン・ベイカー ティム・ブレイク・ネルソン
by pandarin_0728
| 2008-06-03 18:28
| DVD・映画鑑賞記
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