<< 『ヒトラーの贋札』 『エンジェル』 >>

『マーゴット・ウェディング』

a0021956_21313676.jpg「イカとクジラ」のノア・バームバック監督の最新作。なぜか日本劇場未公開。キャストも豪華なのに…。

作家のマーゴット(ニコール・キッドマン)は、妹ポーリン(ジェニファー・ジェイソン・リー)の結婚式に出席するため、息子を連れて実家に帰る。しかし、マーゴットは妹の婚約者(ジャック・ブラック)が気に入らず…。

姉妹、妹の婚約者、姉妹の子供たちを中心に描かれるホームドラマ。家族間に流れる気まずい空気は「イカとクジラ」とよく似ている。マーゴットは、長年絶縁していた妹と再会を機に和解したものの、妹の結婚話には大反対。婚約者のマルコムをひと目で「ダメ男」と察したのだ。姉妹とマルコムが顔を合わせればすぐに言い争いが始まる。情緒不安定な大人たちの痴話喧嘩がほぼ全編繰り広げられ、それを子供たちが一部始終目撃していくという展開。

登場人物もセリフもとにかくシニカルで毒気がたっぷり。セリフ劇といっていいほどセリフが多くて、字幕だけでは全てを理解しきれていないと思うと、ものすごく損をしている気がするなー。出てくる人間、みんな神経症的なのでこちらも気が滅入りながらも、この「欠陥家族」の行方が気になって、先へ先へと見続けてしまった。肉親だからこそ生じる確執ってあるんだよね。

ニコールの汚れ役(と言えるよね?)も意外にハマッていたし、久々に見たJ・J・リーも昔と変わらぬエキセントリックさで魅力的だった。彼女とバームバック監督が実の夫婦ということも初めて知った!体も中身もだらしのない(笑)ジャック・ブラック、それと「イカとクジラ」と同様に、子役たち(特にニコールの息子クロード)がものすごく良かった。

公式サイト(英語)
a0021956_21311460.jpg

「マーゴット・ウェディング」 Margot at the Wedding (07年/アメリカ)
監督・脚本=ノア・バームバック
出演=ニコール・キッドマン ジェニファー・ジェイソン・リー ゼイン・パイス ジャック・ブラック ジョン・タトゥーロ
by pandarin_0728 | 2008-08-24 21:36 | DVD・映画鑑賞記
<< 『ヒトラーの贋札』 『エンジェル』 >>